余市蒸溜所

ニッカウヰスキー余市蒸溜所は、原料の保管から仕込、発酵、そして樽での熟成まで、ウイスキーづくりに適した気候や風土を併せ持った北海道余市で、昭和11年操業を開始しました。
敷地内には、生産設備のほか、ウイスキーの歴史や製造方法、ニッカの生い立ちなど幅広い資料を展示した「ウイスキー博物館」、創業者竹鶴政孝とその妻リタが暮らした旧竹鶴邸、レストランや原酒直売所などがあり、製品自体も創業以来、当時と同じ製法でウイスキーの蒸溜、貯蔵を行っています。

見学ツアーは、スタッフの案内によるガイド付き見学ツアーと、自由にまわれるフリー見学が設けられています。
ガイド付き見学ツアーでは、仕込棟や醗酵棟の見学に始まり、ポットスチルが並ぶ蒸溜棟では昔ながらの石炭による直火焚き蒸溜などの製造工程を生で見ることができます。

また、30棟近くある貯蔵庫では、ウイスキーが何年もの熟成を重ね、開封される時を待つ様子が伺えます。
見学終了後には、ニッカ会館の2階にある試飲コーナーで、ウイスキー・アップルワイン・ソフトドリンクなどを試飲することができ、おつまみ類も常備されているのでちょっとしたバータイムに。
売店では、余市蒸溜所限定の貯蔵年数、タイプ別の原酒や、蒸溜所グッズ、ウイスキーのミニボトルやチョコレートなどお土産グッズがたくさんあります。

その他、本格的にウイスキーづくりを学びたい方向けに「余市マイウイスキーづくり」が開催されており、2日間にわたり指導を受けながら自分のウイスキーをつくり、10年熟成した後マイボトルにして味わえるといったウイスキー好きにはたまらないツアーも行われています。
日本とは思えないような素晴らしい自然環境の中で育まれるウイスキーづくりを、ぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか。

余市蒸溜所見学概要