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さらっとした甘味と、ほど良い餅の柔らかさで、古くから石川県松任地域の特産品として有名な「あんころ餅」。
この松任名物の製法を、一子相伝で引き継ぎ、今もその伝統の味を現代に送り届けているのが、金沢近郊白山市に本店を構える老舗、創業270余年の和菓子処・圓八です。
圓八の「あんころ餅」は、白山麓の伏流水で作られた「かぐら米」を元に作られるお餅と、北海道十勝産の小豆を使った餡と砂糖のみで製造されるシンプルな和菓子。
製品自体にごまかしが効かないため、餡を何日もねかしたりするなど、自然の味わいが楽しめるよう随所に工夫がなされています。
工場見学では、店内2階のガラス張りの通路から、あんころ餅が次々とベルトコンベアで流れてくる様子や、できた餅を竹皮で素早く手作業で包む様子が見て取れます。
この竹皮は、防腐効果をはじめ、餡と餅の水分を自然に調整し、竹皮独特の風味をもたらす重要な役割があり、あんころ餅にはかかせないものだとか。
また、きれいな店舗内の一角には喫茶スペースが設けられ、気軽に味わえる和菓子セットもあるのでできたてをその場で楽しみたい人におすすめです。
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あんころ餅・園八工場見学概要
※団体でのご利用の際はご相談ください。