やちや酒造

加賀藩祖前田利家公と共に尾張から移住し、藩主前田家専用の酒造りから始まり400年以上の歴史を誇る老舗酒蔵・やちや酒造。
谷内屋の屋号と、加賀鶴の酒銘を殿様より拝受し、城下町・金沢で最も古い酒蔵として、伝統の地酒を今もなお造り続けています。

独特の表面仕上げ「ちょんな削り」が施された風格ある建物内には、江戸時代からそのまま残る明かり窓をはじめ、旅人などが使っていたとされる囲炉裏や、殿様が通る表通りに対して柱が道路側にお辞儀するように傾けて建てられた建築様式を見ることができ、歴史を身近に感じることができます。
母屋も典型的な商家の面影を残し、北国街道沿いに立つ金沢らしい建物で、 文化庁登録有形文化財に指定されているそうです。

また、工程見学では、米を蒸す大きな窯や仕込み時の各道具、仕込みタンクなどの酒造工程を見て回ることができ、店内の利き酒コーナーでいくつかの日本酒を試飲することもできます。
その他、店内では、純米酒や純米吟醸などの主な日本酒類のほか、女性に人気の梅酒やリキュールも販売。各地の銘水や酒米など、自分好みのお酒が作れるオリジナルの酒作りも受け付けており、国内外の利用者が多く訪れています。

やちや酒造見学概要