白鶴酒造資料館

白鶴酒造資料館は、酒処として古くから親しまれている兵庫県・灘地区にある、実際に酒蔵として使われていた大正初期の建物を再利用して設立した日本酒の資料館です。

資料館のある灘地区一帯は、京都伏見と並ぶ日本酒の聖地ともいわれる酒造りが盛んな場所で、現在も数多くの酒造メーカーの蔵が建ち並び、風情ある町並みが楽しめる酒蔵スポット。

そんな町の一角の広々とした敷地内に建つ資料館では、昔ながらの酒造工程をそのまま保存し、作業内容を再現するために等身大の人形を配置し日本酒が生まれるまでを立体的にわかりやすく展示しており、杉の木で作られた仕込み用の大桶をはじめ、洗米に使われた道具や釜場での蒸米作業の様子、樽作りに使ったさまざまな道具の展示や珍しい酒器、江戸時代の勘定書などの貴重な資料も見ることができます。

また、きき酒コーナーでは、喉ごしがよく格別の味わいで評判の資料館でしか飲めない搾りたての生原酒を楽しめるほか、併設ショップでは、白鶴のお酒はもちろん、日本酒を使った化粧品や酒袋を再利用した小物など資料館限定のオリジナルグッズが多数販売されています。
日本酒好きはもちろんのこと、建築に興味のある方も、酒造りとともに歩んできた酒蔵の歴史や伝統を感じとりながら、当時の蔵人たちの創意と工夫に一度触れてみてはいかがでしょうか。

白鶴酒造資料館見学概要